2017年5月31日水曜日

旬探訪 越後のごっつぉ 〈 さくらんぼ 〉



砂丘地という恵まれた地質で育てられた聖篭町のさくらんぼは美味しいと評判です。
 新潟県の海岸地帯の北部に位置し、また、飯豊連峰に源を発する加治川の下流にある聖篭町。
その魅力は何といっても豊富な果物!初夏から秋にかけて、さくらんぼや梨などを栽培し、収穫の季節になると、さくらんぼ狩りで賑わいをみせます。
砂丘地という恵まれた地質で育てられたさくらんぼは県内生産性の約90%を占め第一位、6月上旬からいろいろな品種のさくらんぼが楽しめます。
まず始めに『香夏錦』。
佐藤錦などよりも約10日前に収穫が可能なため実割れの心配もなく、味の良い早生のさくらんぼとして最近はかなり市場にも出ています。
続いても上旬の『高砂』。
アメリカ原産「ロックポート・ビガロウ」で中粒で丸みのあるハート型で柔らかく淡い色の果肉が特長です。
中旬になると『佐藤錦』が登場!
品質がとても良くさくらんぼの主力品種とされ、果肉の色は乳白色で核が小さく食べる部分が多いです。
肉質は柔らかく果汁が多く、甘味、酸味が調和して桜桃品種のうち最も美味とされています。
『紅秀峰』は、佐藤錦と天香錦を交配した品種です。
果肉はクリーム色で肉質も硬く緻密で糖度も高く食味も良好です。
そして、下旬には『ナポレオン』が楽しめます。
品種の起源は不明ですが、18世紀始めからヨーロッパ諸国で栽培されている古い品種で肉質は緻密で果汁も多く、生食、加工ともに適しています。
佐藤錦と比べて酸味は強いですが、甘味酸味が適度に調和した濃厚で美味しいです。
 お酒を楽しんだ後の甘味として、新潟のさくらんぼはいかがですか?